臨在の幕屋―香をたく祭壇と垂れ幕

臨在の幕屋
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祈りが、神の臨在に入っていく上での鍵です。

臨在の幕屋―香をたく祭壇と垂れ幕


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【ノート】
臨在の幕屋は神の臨在に近づく方法を示す。神の臨在に触れるとどうなるか、神が生きておられるということがわかる。イエス様が病人を癒し、悪霊を追い出したとき、人々は神の臨在に触れた。神の臨在には癒しと解放がある。神の臨在に触れたら、人々は天国を部分的に体験することになる。天国とは結局のところ、神が最も力強く臨在される場所だ。門ではイエス様が唯一の救い主であること、青銅の祭壇ではイエス様による罪の赦し、洗盤では清め、パンの机では聖餐とメシアの宴会の奥義、燭台では世の光であり命の光なるイエス様が象徴されていることを知った。今回は香をたく祭壇と垂れ幕だ。どちらも聖所と至聖所の中間に位置するような祭具だ。

出エジプト30:1-10。香をたく祭壇で香をたくと、その香はどこに行くか?上へ上へと行く。つまり、天の方向に行く。天にまで立ち上る香とは何か?黙示録5:8。香は、聖なる者たち、つまりクリスチャンの祈りを象徴する。黙示録8:1-5。こういった箇所から何がわかるか?

第一に、クリスチャンの祈りは、神様のご計画の前進に用いられる。5章と8章では、七つの封印が解かれて、神様のご計画が成就する、つまり、キリストの再臨へと世界が動いていく上で、祈りが用いられているのを見ることができる。祈りは、あくまでも神様のご計画の成就を祈るものでなければならない。キリストの再臨ということもそうだし、自分の人生に神様の計画の成就を祈り求めるのだ。神社で賽銭を投げてするように、ただ自分の欲望や野心を祈っても無意味だ。神様の御心を祈ろう。神様が駄目と言われたらどれだけ祈っても駄目だし、よしと言われたらよいのだ。そして、私たちの願いとは、私たち自身にとって有害なことも多々あるが、神様の御心は最善であり最高だ。神様の計画は平和の計画だ。そのことを信頼して、自分勝手なこだわりを持つことなく、何も握りしめることなく、全部神様に信頼してゆだね、「あなたの御心をお示しください。何でも従います」と祈って御心をたずね求めるものになろう。御心が示されたらどうするか?従わねばならない。「御心なら何でも従います」と祈っておきながらいざ自分の願いと違う御心が示されると、反発する人がいる。預言者エレミヤの預言を聞いた人々がそうだった。そうなってはならない。でも、神様の御心やご計画は、私たちが何もしなくても成就するのではないか?神様はそうすることができるが、あえて私たちの祈りを用いられるのは、大変光栄なことだ。神様は私たちと共に働きたいと願っておられる。私たちを用いたいと願っておられる。祈りによってご計画の成就に用いられる者となろう。

第二に、クリスチャンの祈りは、何も変化がないように見えるときもちゃんと天に、玉座の主の御前に届いている。半時間ほどの沈黙と書いてある。祈っても一見何の変化も見られない、何も感じられない、手ごたえがない、すぐに現象として表れてこないこともある。待たなければならないこともある。それはこの半時間の沈黙にあたる。しかし、香は天にあり、玉座の御前に届いている。
だから、信じて祈り続けよう。

第三に、クリスチャンの祈りは、最終的に地上に現象を引き起こす。8:5で、雷、音、稲妻、地震と書いてある。地上の人々の目に見える形で、祈りは力を発揮する。

祈りは届いている。洗礼者ヨハネの父ザカリアは聖所で香をたいているときにガブリエルから「あなたの願いは聞き入れられた」と宣言された。ザカリアの祈りが答えられるという約束だ。祈りと香の関係の深さがここでもわかる。ザカリアが願ったのは子供だ。しかし、ザカリアとエリザベトはもう年をとっていたので、子供が生まれるというガブリエルの言葉を信じられなかった。子供を求める祈りをささげたのは、何年も、あるいは何十年も前のことだった。しかし、時間差でその願いは聞き入れられたのだ。祈りの香は、一つも地に落ちることはない。

香をたく祭壇はどこにあったのか?出エジプト記40:26-27。ヘブライ9:2-4。位置が違う。出エジプト記は聖所、ヘブライは至聖所に移っている。香の壇は、旧約の聖所から新約の至聖所に移った。神様との交わりを次の段階へと昇華するためには、香をたく祭壇に象徴されている祈りが必要だということ。
香はいつたいたのか。出エジプト30:7-8。香をたく祭壇では朝と夕に香がたかれて、その結果、絶えず香がたかれていた。絶えざる祈りが神様の臨在に近づく鍵だということ。

香はどういうものだったのか?出エジプト30:34-38。ナタフ香、シェヘレト香、ヘルベナ香、乳香の四種類を混ぜて香料を作った。4は全世界を表す数字。あらゆる種類の人々が一つになって祈るときに、強力な祈りとなるということ。祈祷会の重要性を説いている。祈祷会はクリスチャンの結束を深めさせ、祈りの霊を拡散させ、クリスチャンを神の御心に適った状態にさせ、罪人の回心につながるという点で有益だ。
作られた香は、私用に使ってはならなかった。自己中心的な祈りをささげてはならないということ。自分のために祈ってはならないということではない。ザカリアは自分に子供が与えられるように祈って聞き入れられた。自分のために祈るときも、神様が中心におられなければならないということ。重い皮膚病を癒された人は「御心ならば、私を清くすることがおできになります」と言った。御心を意識していた。神様がどう思われるか、不快に思われるか喜ばれるかはそっちのけで、ただひたすら自分の要求を延々と語るということであってはならない。それでは祈りが成立していない。それはただの独り言だ。
類似したものを作って香りを楽しもうとする者は民から断たれる。ただ、自分の楽しみのためだけにささげる祈りは喜ばれない。ただ気分がよくなりたいから聖霊様に満たされることを求めるというのは、間違った動機だ。ヤコブ4:3。

祭司アロンの息子のナダブとアビフは香をたくときに主が命じられたものではない、規定に反した香をたいたので死んでしまった。コラがモーセとアロンに反逆したとき、反逆した250人は祭司職の権利を主張して香炉をもったが、香炉から火が出て全員を焼き尽くしてしまった。だから、もともと香をたく、すなわち祈るということが命がけの奉仕だったことがわかる。不純なものがそこには一切ないようにしなければならない。今ではすばらしいことに、イエス様が身代わりに死んでくださったことで、私たちが死ぬことはなくなった。イエス様の執り成しがあるので、こんなことを祈ったら打たれて死ぬのではないかと恐れる必要はなくなった。私たちは死を恐れずに祈れる。しかし、やはり聞かれるのは純粋な御心に適った祈りだ。神様のご計画が私たちの人生に成就することを一致団結して求める私たちになろう。アーメン。

続いて垂れ幕だ。出エジプト26:31-37。垂れ幕は、聖所と至聖所をわけるものだ。至聖所は神様の臨在が満ちている。資格のない者が勝手に至聖所に入ると主に打たれて死んでしまう。そうならないために、垂れ幕によって隔てられていた。
垂れ幕は人間を保護するものだった。罪人が神に近づくと死ぬ!垂れ幕は、聖なる神と罪ある人間との間にある越えることのできない隔たりを示すものでもあった。ただ大祭司のみが年に贖罪日に垂れ幕を通ってイスラエルの罪の執り成しができた。
歴史家のヨセフスによると、イエス様の時代、垂れ幕は約20mもあった。厚さは10cmあって、反対方向に結ばれた馬がひっぱっても破れなかった。その垂れ幕はある時に真っ二つに裂かれた。いつか?ちょうどイエス様が息を引き取られたときだ。マタイ27:51。垂れ幕は、上から下まで真っ二つに裂けた。もし下から上に裂けたのなら、人間の働きによるもの、あるいは、偶然によるものと言える。上から下に裂けたのは、神様がなさったことであることを意味する。では、垂れ幕は結局のところ何なのか?ヘブライ10:19-20。垂れ幕はイエス様の肉だと書いてある。それまでは至聖所に入ることは死を意味した。神は近づきがたいお方だった。しかし、イエス様が十字架で肉体を裂かれることは、至聖所と聖所を隔てる垂れ幕を裂いて、神の臨在に大胆に近づくことを可能にしたのだ。19節ではイエスの血によってとも書いてある。それまでは、どれだけ祈っても絶対に神に近づくことができなかった罪人が、イエス様の御体と血潮を通して、神様に近づけるようになったのだ。それで、祈りを象徴する香の祭壇も至聖所に移された。道が開かれている!イエス様の保護によって安全に、神様の臨在に近づける。

垂れ幕には、四色、青、紫、緋色の毛糸、亜麻のより糸を使ってケルビムがデザインされていた。青は青空というように天を表す色。イエス様の神性を意味する。紫はロイヤルカラー。王としてのイエス様を意味する。緋色は血の色。贖い主なるイエス様を意味する。亜麻のより糸は白い。罪のしみのない、義なるイエス様を意味する。ケルビムは神様の臨在の周りにいる天使。つまり、神であり、王であり、生け贄であり、義であるイエス様を通して、神様の臨在に入れるということ。ヘブライ4:14-16。道は開かれている!だから、祈りを通して大胆に神の臨在に入っていく私たちになろう。

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