神の業と魔術[使徒8:5-25]

使徒言行録
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どちらも超自然的なことではありますが、似て非なるものです。本物を追求しましょう。

神の業と魔術[使徒8:5-25]


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【ノート】
散らされた人は皆福音を宣べ伝えた。最も優れた例。七人の食事係の一人のフィリポ。手を置いてもらってすばらしい料理を作るようになったとか、食事の分配が上手になったではなく、伝道者として用いられている。奉仕者には使徒的な恵みが流れる。用いられたいか?奉仕者になれ。

■5-8節。サマリアの町。使徒1:8の実現。ユダヤ人と犬猿の仲だった。イエス・キリストの福音は人種、民族の壁を超える。私たちは韓国人、中国人、中東の人、黒人、白人、アイヌ、どんな人にも福音を伝え、イエス様にあって一つになることができる。群衆はどうしてフィリポの話を聞きいっていたのか?フィリポの作るカレーがおしかったから?フィリポの話がおもしろかったから?フィリポの行うしるしを見聞きしていたからだ。しるしが、言葉の権威を証明する。
しるしの内容は悪霊追い出しといやしだ。汚れた霊は大声をあげて出て行った。中風患者や足の不自由な人がいやされた。イエス様や使徒たちがなさったようなこと。マルコ16:17-18。特にマナ教会には使徒的な恵みが流れているので、できる。フィリポのミニストリーは町の人々から大変喜ばれていた。未信者に喜ばれ、受け入れられるために必要なのは癒しと解放。

■9-13節。魔術を使うシモン。魔術と神の業は違いがわかる。「偉大な人物と自称」。神の子は偉大な人物と自称しない。父が神の子に対して「あなたは私の愛する子、私の心に適う者」と呼ぶ声を聞く。人々は「この人こそ偉大なものといわれる神の力だ」と言ったということは、魔術の力の根源は悪魔だけれども、一見神の力のように見えて、素人には見分けがつかない。人々がシモンに注目していたのは、長い間その魔術に心を奪われていたから。偽物、悪魔にもそれなりに力があり、不思議なことを行える。本物の神の力はどうなのか?本物は神の国=力とイエス・キリストの御名を告げ知らせる。Ⅱコリント4:5。どうして人々は福音を信じバプテスマを受けたのか?御名には魔術以上の力があったからだ。シモンすら、フィリポを通してすばらしいしるしと奇跡が行われるのを見て驚いた。本物は偽者よりも力がある。Ⅰヨハネ4:4。世の人々は今も魔術に心を奪われている。悪魔の支配する世で人々を引き付ける者は皆ある種の魔術。魔術まさる本物の神の力を見せて、世をキリストに勝ち取ろう。

■14-18節。エルサレムの使徒ペトロとヨハネがサマリアに遣わされた。聖徒たちは散らされるという形で派遣されたが、エルサレム教会とのつながりを維持し続けた。そこから使徒的恵みと権威が流れ続けるためだ。ここでは、ペトロとヨハネが言ったのは聖霊を受けるように人々のために祈るためだった。もう福音を信じて水のバプテスマを受けたのに、聖霊を受けていなかったのか?信じて水のバプテスマを受けたからには、罪から救われ、聖霊によって新しく生まれ、聖霊様が内住していただろう。しかし、聖霊のバプテスマは受けていなかった。聖霊のバプテスマは、信じたら自動的に受けるというものではなく、信じた後に受ける。聖霊のバプテスマのためにペトロとヨハネがサマリアに行った。どうしても受けるべきもの。力を受けられる。一人で受ける場合もあるが、このサマリアの人々のように誰かに祈ってもらって受けることが多い。聖霊のバプテスマを受けるとどうなるのか?「シモンは“霊”が与えられるのを見」たと書いてある。それとわかるしるしが現れたということ。異言や預言と言った賜物が現れたのだろう。

■19-25節。魔術の特徴はお金で売買できる。そういう感覚で聖霊の賜物を買おうとした。「滅びてしまえ」というのは「地獄に落ちろ」という意味。神の賜物を金で手に入れられると思うことがなぜそこまで悪いのか?神に対して非人格的な偶像に対するような感覚。自動販売機にお金を入れたらジュースが出てくることを期待するような感覚。神の御心が何かを意識していない。ペトロは「赦していただけるかもしれない」と言っている。イエス様にあってすべての罪は赦されるのではないか?もちろん。しかし、シモンの場合、イエス様を主人としているか疑問。イエス様は聖霊の賜物について「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」と言われた。賜物で金を得てはならない。賜物はただ。しかし、神は与えたいと思う者に与える。求めれば与えるのではないか?Ⅰコリント14:1。愛をゴールに求めるなら。シモンは腹黒い者だった。シモンが差し出した金はどこから出た?魔術からだろう。シモンが聖霊の賜物を得たとして何に使うのか?お金儲けだろう。愛をゴールに聖霊の賜物をいただこう。しばらく働いてペトロたちはエルサレムに帰った。そこが使徒たちの領分。自分がどこで誰に対して召されているか。そこにとどまる。

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