最もきれいにしなければならないのは、心です。
心の大掃除
【ノート】
年末になると、家や会社や学校で大掃除をする。それは、一年間で汚れてしまい、そのままになっていた場所をその年の内にきれいにするため、そして、新しい年に汚れを持ち越さないためだ。大掃除では、普段手つかずな部分に至るまで、掃除をしてきれいにする。大きな家具や電化製品をどかして、徹底的に掃除する。それは良いことだ。
しかし、もっと掃除しなければならない場所が手つかずになっていることが多い。それは私たちの心だ。心こそが掃除されていないといけない。イエス様は心以外のところばかりを掃除をする人に厳しい指摘をしておられる。マタイ23:25-26。内側は強欲と放縦で満ちている!そんなことがあってはならない。ほかには、イエス様はどんなよごれが心にあると言われたか?マルコ7:21-23。これらがイエス様が指摘しておられるよごれだ。これらをきれいにしないときれいになったとは言えない。掃除ができたとは言えない。では、いったいどうすれば、私たちは心の大掃除をすることができるだろうか?
聖書を読むならそこには大きく二つのポイントがあるということがわかる。第一に、心のよごれである罪を告白することだ。Ⅰヨハネ1:7-9。罪を告白すると清められる。それは告白自体に力があるのではない。イエス様の血に力がある。罪を告白するなら、イエス様の血がその罪から私たちを清めてくださるのだ。イエス様の血にはそれだけの力がある。どんな罪からも清められるのか?どんな罪からもだ。「御子イエスの血によってあらゆる罪から清められます」と書いてある。あなたがこの1年、あるいは人生の中でどんな罪を犯したとしても、神の御前で祈りの中でその罪を告白するならイエス様の血によって清められる。あなたが成熟したクリスチャンなら、すでにあなたは罪をそのままにせず罪を犯したら告白して清めていただくということをしているだろう。しかし、今日お話ししているのは大掃除だ。今まで手つかずになっている可能性がある部分に至るまで徹底的に告白する必要がある。
具体的な方法としては、まず1年間、心で考えることによって、言葉で発することによって、行動を起こすことによって犯した罪の一覧をつくろう。パソコンでも手紙でも良い。時間をかけて、思い出して、具体的にどんな罪を犯したのか書いて行こう。いろんな罪がある!忘恩の罪、神への愛の欠如の罪、聖書を軽んじる罪、神の約束を疑った不信仰の罪、祈らない罪、集会に出席することを怠った罪、滅びゆく人々に対して無関心の罪、家族への義務を果たさない罪、社会的な義務を履行しない罪、思い煩いの罪、経済生活での浪費の罪や献げる心の欠如の罪、世俗的な心の罪、高慢の罪、嫉妬の罪、批判や誹謗中傷の罪、嘘の罪、偽善の罪などなどだ。それらのリストを目の前にして、主なる神様に祈りの中で告白していく。そして宣言する。「あなたは真実で正しい方です。今告白した罪はすべてイエス様の血によって完全に清められました。そのことを感謝します。」
第二に、聖霊様で満たしていただくように祈る。心を掃除してきれいにしても、そのまま放っておくなら、悪霊が入ってきてしまうとイエス様は言われた。掃除してきれいになった分、聖霊様で満たしていただくように祈ろう。聖霊様自体、私たちの心を清めてくださる方だ。マタイ3:11-12。聖霊様が心に満ちているなら、心の清さを保つことができる。聖霊様の満たしは、聖書で命じられている。命令と約束は一体だ。命じられているということは、祈り求めれば得られるということでもあるのだ。エフェソ5:18-19。「天のお父様、イエス様。聖霊様を与えてくださっていることを感謝します。今、あなたの命令と約束に基づいて、私を聖霊様で満たしてください。心の隅々に至るまで、満たしてください。生ける水の川が私から満ちあふれるようにしてください。」主は約束通り、あなたを満たしてくださる。あなたは新しい年を迎える準備ができた!
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