サイズにおいて、量において、重要性において、権限において、人からの評価において、ランクにおいて、とっても小さい事に忠実になるかが問われます。
ごく小さな事に忠実になる
【ノート】
クリスチャンは、キリストに仕えるように召されている。キリストに仕える上で要求されるのは、忠実であること、自分が信頼に値する者であることを証明することだ。それでは、私たちはどういう点で忠実であることが求められるのか？私たちは、小さななことに忠実であることが求められている。ルカ16:10。
ごく小さなは「とても小さい」「最も小さい」という意味のἐλάχιστος(エラヒストス)というギリシャ語。そのサイズにおいて、量とか金額において、重要性において、権限において、人からの評価において、ランクにおいて、とっても小さいものに対して使う。そのとっても小さいものについて、どれだけ忠実であるかということによって、とっても大きいものについて忠実かどうかがわかる。これは小さなことばかりをし続けるのが良いと言うことでは決してない。クリスチャンは大きなことをまかせていただくことを求めるべきだ。イエス様は「からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここから、あそこに移れ』と命じても、そのとおりになる。あなたがたにできないことは何もない」と言われた。なぜそういわれたのか？山を動かすような大きなことを信仰によって求めてほしいと願っておられるからだ。私たちが小さくまとまろうとするなら、イエス様は嘆かれる。それでは、どうすれば大きなことをまかせていただくことができるのか？
小さなことも大きなことも、私たちにまかせてくださるのは主だ。主は私たちをご覧になって、誰に何をまかせるかお決めになる。特に、大きなことをまかせるとなると、誰でもいいわけではない。主が意図される通りに忠実に管理し、活用し、主の栄光を現わしてほしいと願っておられる。主はそういうとき、とても小さなことを不忠実にする人をまかせることはできない。小さなことすらろくにしないのなら、大きなことなんてとてもとてもまかせられない。主はとても小さいなことを忠実にする人に選ばれる。これはごくごく当たり前のこと。仕事でもそうだ。そういう意味で、主から小さなことをまかせられることは、一種のテストなのだ。主はそのとても小さなことを、私たちがどう取り組むかを見ておられる。小さなことだからとあなどって、すぐに放り投げてしまうか、一応取り組むけどもただ惰性で行うか、主からまかせていただいたことに感謝しながら熱心に、誠心誠意励むかを見ておられる。学校の先生や会社の上司相手なら、ある程度ごまかせるかもしれない。しかし、主に対してはごまかしは聞かない。ごく小さなことなことを忠実にしよう。大きなことをまかせていただこう。
それでは、ごく小さなこととは、具体的には何か？第一に、いままかされている仕事、勉強、家事、奉仕。これから大きなことをまかせていただけるとしたら、私たちがいままかされているものはそれと比較して常に小さなことだ。実はもう主からのテストは始まっている。ペトロもマタイも仕事をしているときに召された。いまを生きなければ明日はない。いまのことを忠実に取り組むことによってチャンスが回ってくる。
第二に、人に見せないこと。人から絶対にほめられないのは、人に見せないものだ。ほめられないがゆえに人からの評価は常に最も小さい。たとえば、奥まった部屋での祈り。マタイ6:6。
第三に、子供。マタイ18:10。子供がつまずかないように家庭を大事にし、信仰教育を施すことを軽んじてはならない。
第四に、御言葉。黙示録10:10。重要な啓示は小さな巻物に書いてあった。御言葉のほんの一節が心に閃き、私たちの一生を変えることがある。今まで小さなことに思えて見落としていた御言葉に目をとめてみよう。その御言葉に忠実になろう。
第五に、異言。異言は9つの聖霊様の賜物の中で、最も小さなことと言える。異言は、本人にもたいていわからない言葉なので、その価値を理解せず、不信仰に陥って異言で祈ったり賛美したりすることをやめてしまう人が多い。異言を大事にして忠実に用いるなら、もっと大きな賜物も与えられる。
第六に、十分の一献金。預言者マラキは人々が全然気づいていない罪を指摘した。「何の罪を犯しましたか？」マラキがまず、あげたのは献げ物について。傷のある動物をささげている。さらに十分の一を献げていないことについて指摘した。マラキ3:10。人々の目に十分の一に対する関心は最も小さいものだった。
あなたが忠実になるべきものが見つかったか？それに取り組もう。小さなことに忠実になり、大きなことをまかせていただく者となろう！
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