終わりまで貫くもの

福音&主題メッセージ
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【ノート】
年末。今週仕事納めの人が多い。「いや、私は年末年始なんて関係ない。この時期にも働かなければならない」という人は本当にお疲れ様!年末は何をするべきか?大掃除や里帰りなどあるだろう。私がおすすめしたいのは、年末は一年の終わりなので、終わりのことを思うことだ。ここでいう終わりというのは、世の終わりのことではなく、この世での人生の終わりだ。世の終わりについては、コロナ禍の中でいっぱい考えただろう。終末的なしるしは嫌でも多く見られた。ここでは、この世での人生の終わりについて思いをめぐらそう。私たちは後何年この世にいることになるだろうか?神からこっそり教えてもらった預言者以外は誰も確かなことは言えない。何十年?数年?いや、数か月?もしかしたら今日が最後かもしれない。年齢は関係ない。主が「はい、あなたの時間はもう終わり」とお決めになったら私たちは行かなければならない。だから、終わりを思うということに早すぎることはない。

諺で「終わり良ければすべてよし」というものがある。シェイクスピアの戯曲「All’s well that ends well」のタイトルのフレーズから来ている。途中までは良かったが、最後にひどいことになってバッドエンドの話、小説や映画で見たことがあるだろうか。後味が悪い。こんなの観るべきじゃなかったと後悔することもある。私たち自身の人生も最後に後悔するようなものではいけない。最後どうなるかが肝心だ。聖書にもそれに通じることが書いてある。ヘブライ13:7。生涯の終わりと書いてある。生涯の始めでも、生涯全体でもなく、生涯の終わりだ。信仰者の生涯を評価するとき、重要になってくるのは終わりなのだ。御国に入る直前!イエス・キリストの場合はそれが十字架の死と復活だ。そして福音書は十字架の死と復活を経験する最後の一週間に最もスポットライトがあたっている。終わりが立派な人であって初めて模範となる。逆に途中まで良かったとしても、生涯の終わりがとんでもないものの場合は、あまり見習ってはならない悪い例になってしまうということ。かといって「じゃあ、生涯の終わりが近づいたら本気を出そう」というのではだめ!今日本気を出せない人が明日本気を出せるわけがない。そして、いつ終わりが来るのか誰もわからない。だから、私たちは3つのことについて、今日、「これだけは生涯の終わりまで保持し続けよう」と堅く決意することをおすすめする。終わりまで貫くことを決める。神が私たちの決意を祝福して終わりまで守ってくださると信じる。私たちはこの世をハッピーエンドで終えて、御国でも永遠の喜びをもって過ごすことができる。

第一に、終わりまで神の御言葉に対して聞く耳を持つ。誰の言葉でも聞く耳を持たなければならないというわけではない。悪魔の言葉や神に反する人間の言葉に全部耳を傾けていたらおかしくなってしまう。イエス様は神の国の教えを説かれるとき、「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われた。私たちはいつでも、神の御言葉に対して聞く耳を持っていなければならない。一番聞く耳を持つのが難しいのは戒めの言葉についてだ。クリスチャンは聖霊様を持っているので、神はまず戒めの言葉を私たちに直接語ろうとされる。しかし、たいてい私たちが戒められなければならないときというのは、神の御心を正確にくみ取れるほどの霊性を持ち合わせていない。霊的におかしくなっていて、壊れてしまっているので、神の語り掛けを聞くことができない。だから、神は人間を通して、クリスチャンの兄弟姉妹を通して語られる。私たちは人間が、しかも自分ではないほかの人が神の御心を語るということを認めなければならない。礼拝で語られるメッセージだけでなく、クリスチャンはお互いを預言者として重んじなければならない。もちろんその権威を乱用してやたらめったら罪に定めるようなことをしてはならない。
聞く耳をもたなかった人が生涯の終わりに道を踏み誤る例が聖書に何度も登場する。アサ王。歴代誌下16:9-10。逆にダビデ王は預言者ナタンから罪を指摘されるとすぐに認めた。サムエル下12:13。このように終わりまで聞く耳を持って、御前にへりくだる者となろう。

第二に、終わりまで信仰を貫く。信仰はクリスチャンライフの全領域で必要になる。ローマ1:17。神の義は初めから終わりまで信仰を通して実現される。義というのは神のレベルの完全な正しさであり、神との正しい関係を築くために必要なもの。私たちはどうやって義と認められるか?「初めから終わりまで信仰を通して実現される」と書いてあるので、私たちは信仰によって義と認められる。信仰というのは簡単にいえば信頼のこと。神と神の御言葉を信頼することだ。信仰によってイエス・キリストの義が私たちに転嫁される。ということは私たちが神の御前に正しい者として立つことができるのは、自分の行いによるのではない。努力によるのではない。全面的にイエス・キリストのお陰だ。イエス・キリストがあなたのために十字架にかかられ、すべての初めから終わりまで救いの御業を成し遂げてくださった。ヨハネ19:30。イエス・キリストが100%救いの御業を成し遂げ、私たちの力や行いは0%だ。「でも一生懸命信じるために努力しなければならないのではないか?」確かに神から信仰をいただく上で、聖書を読んだり、祈ったり、教会に行ったりすることは有益だ。そのことは大いに励む。しかし、私たちが聖書を読んだり、教会に行ったりすることで、自分の力で信仰を創り出すことはできない。そういうものは触媒であって、信仰は神からイエス・キリストを通して賜物としていただくものだ。信仰とイエス・キリストにはどんな関係があるのか?ヘブライ12:2。信仰の創始者また完成者と書いてある。イエス・キリストが信仰を創造し、イエス・キリストが信仰をすでに完成している。私たちの出る幕は?ない!私たちはイエス・キリストが完成した信仰を神からいただく。日本語聖書の翻訳は非常に正確だと言われている。それでも、聖書でよく原語と日本語の間の差が問題となっているのはガラテヤ2:16。この箇所を見ると私たちのキリストへの信仰によって義とされるかのように見える。しかし、キリスト「への」信仰と訳すのではなくキリスト「の」信仰と訳すのが正しいと言われている。聖書協会共同訳では「キリストの真実」と訳されている。私たちはぶれやすい「私たち」の信仰ではなく、キリストの持つ完全な信仰、完全な真実さによって義とされている。信仰の中心は「私」ではなく、常にイエス・キリストなのだ。そして、クリスチャンがキリストに似ていく聖化の歩みも、栄光の体に復活する栄化も、信仰による。初めから終わりまで信仰によって実現する。しかし、ガラテヤの信徒たちは信仰からそれて、律法の行いによって救いの御業を仕上げようとしてしまった。パウロはそれがどのような過ちかを指摘している。ガラテヤ3:2-3。霊で始めたのに肉で仕上げるとある。福音を信じて聖霊様を受けたのに、人間的な努力に頼って完成させようとする。私たちは信仰によって聖霊様が始めてくださったことを聖霊様に完成していただこう。終わりまでキリストの信仰を貫く者となろう。

第三に、終わりまで愛を貫く。神から豊かな啓示を受けることや偉大な奇跡に用いられることよりも優れているのは愛だ。神を愛し、神の教会を愛すること、これを終わりまで貫かなければならない。世の終わりというのは愛が冷えやすい。つまり、今は特に愛が冷えやすい。終末のしるしが現れ、偽預言者や偽メシアが現れるので、人々は惑わされないようにお互いを警戒し、疑心暗鬼になる。惑わされないことは良いことだ。しかし、警戒し過ぎると、愛が冷えてしまうという副作用がある。
エフェソ教会がそうだった。イエス様からエフェソ教会へのメッセージが黙示録2:2-6。イエス様はエフェソ教会の優れた点を二つあげている。どちらも同じ類のもの。偽使徒のうそを見抜いたこととニコライ派の者たちの行いを憎んでいること。ニコライ派というのは当時の異端だ。エフェソ教会は偽使徒や異端を見抜いて教会から排除する特別な賜物があった。彼らは霊を見分ける力を持ち、純粋で正統的な教理を堅く保っていた。だが、一番大事な初めのころの愛から離れてしまった。神を愛し、兄弟姉妹たちを愛することがなくなってしまった。愛のない教会。それは脱け殻のようで中身がないもの。無用の長物だ。だから、イエス様はもし悔い改めなければ、教会の燭台をその場所から取り除くと言われた。これはエフェソ教会を滅ぼすということ。愛のない教会は意味がないから、存在しない方が良い。聖書ではいろいろなことが教えられているし、私たちの周りでもいろいろなことが起こる。その中でも、私たちは神を愛し、神の教会を愛するということを優先順位の第一に置こう。
初めのころの愛、救われたばかりのころの愛の炎を燃やし続け、年を経るごとにますます大きな愛で愛する者となろう。終わりまで愛を貫く者となろう。

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