信じる者には何でもできる

この事実にこそ、希望があります。このことを自分自身に、他の人々に見出す者となりましょう。

信じる者には何でもできる

【ノート】
■イエス様の姿が変わるのを目撃していたのは、ペトロ、ヤコブ、ヨハネの3人。他の弟子たちは待機していた。待機も重大ミッション。待機中にミニストリーが発生。どこにいても、選ばれている者、用いられる機会がある。マルコ9:14-18。何を議論していたか？どうして悪霊を追い出せないのか？できない理由を探していた。なぜ、私はこんなに性格が悪いのか？なぜ、私は依存症から抜け出せないのか？なぜ、私はこの罪をやめられないのか？考えるとどうなる？いろんな理由が見つかる。いかにも納得できる理由。理由を見つけたら？絶対にできないと確信してあきらめる。解決にならない！もし、できないということが真理ならよい。できないというのは嘘。

■マルコ9:19。イエス様があきれかえっている。あきれかえらせてはならない。イエス様は「なんと信仰のない時代なのか」と言われた。信仰の問題だ。行いが問題なのではない。家族が問題なのではない。能力や賜物がないことが問題なのではない。ただただ信仰の問題。もしできない理由、駄目な理由を探しているとしたら前提が間違っている。100mでは10秒の壁があり、切るのは不可能だと長年思われていた。1968年ジム・ハインズが初めて9.95秒で壁を破ると、破る選手が続出するようになった。日本でも桐生選手が破るまで日本人では人種的に不可能と思われていたが、破る日本人が続いた。壁は心理的なものに過ぎなかった。実在はしないが、不可能だと思うとできなくなる。できない理由を探すのはやめよう。できない理由を議論するのはやめよう。「できない」＝嘘。「駄目」＝嘘。フィリピ4:13。マタイ17:20。「なぜ、私はこんなに性格が悪いのか」ではなく、「私は神の子なので愛に満ちあふれた言動ができる」。「なぜ、私は不幸なのか」ではなく、「私は天のあらゆる霊的な祝福で満ちている。」できる、駄目ではない。信じよう。御言葉を通してできる理由、良い理由を探そう。

■マルコ9:20-21。イエス様の診断。子供について父親に尋ねている。イエス様はいつもこうしたか？いや、すぐに癒しをなさる。この時はなぜ？父親の信仰を引き出したい。父親に対する信仰診断。

■マルコ9:22。弟子の失敗。弟子のできない理由を議論して子供をあきらめている態度が父親の信仰を落としている。私たちの証しにならない態度は、周りの人々を神から遠ざける。「できない」「無理だ」「駄目だ」と言っている人の神をどうして信じたいか？おそらく無能な神か、駄目な神なのだと思う。

■マルコ9:23。祈りの中で言ったことがあるか？「できれば」というのは不信仰。できない可能性があるかのような発言。信仰は、できる可能性とできない可能性を天秤にかけてではなく、思いっきりできるという方に振り切る。オールインする。「信じる者には何でもできる」この後、癒しをするのはイエス様。信じるのは、イエス様ではなく、イエス様に頼る者に求められている。イエス様に信じて依り頼む人は、実際にはイエス様が癒しをしてくださるけれども、その人自身がしたかのように何でもできると認めてくださる。

■マルコ9:24-27。「信じます」と言いながら信仰のない私を憐れんでくださいと言っている。自分の信仰が不十分ではないかということを恐れている。不十分か、十分かといえば、十分だった。イエス様は癒しをしてくださった。「信じます」のひと言の信仰の表明があれば十分。信仰は口で告白する。信じます、アーメン。その応答で十分。

■マルコ9:28-29。まだできない理由を探している。祈ればできる。悪霊が手強いから祈らねばならない？悪霊は問題にならない。この種の何でもできるという信仰を発揮するには祈らなければならないということ。当然できない理由や駄目な理由を並べ立てる祈りではない。神の子らしい祈り。ヨハネ11:41-42。不可能を征服する祈りをささげる。良い、感謝、できる、その通りになるということに焦点をあてた祈り。

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