ステファノは神殿と律法をけがしたという濡れ衣で告発されました。モーセについて語ることを通してその真相がわかります。
ステファノの説教―聖なる土地と命の言葉[使徒7:17-38]
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【ノート】
■17-22節。モーセが生まれる前、約束の実現する時が近づくにつれ、民は増え、エジプト中に広がった。主が再び来られる前、約束の実現が近づくにつれ、神の民は増え、日本中に広がる。
ヨセフのことを知らない王が支配者になると、エジプトで人口削減計画を行った。その方法は、欺き、虐待、乳飲み子を捨てさせることだ。そうやって敵は、神の民の数を減らそうとする。結婚しなくてもよいとか、いろいろな家族の形がある、性のあり方があるという嘘によって数を減らしている。長時間労働の苦しみを通して生きる意欲をそぐ。子供を産み育てることが重荷であるかのようなイメージを社会全体に植え付ける。教会では信仰継承が難しいことであるかのように思いこませる。霊的乳飲み子を産み育てる伝道と弟子訓練に無関心にならせようとする。神の民はその手に乗ってはならない。霊肉共に産めよ、増えよ、を実践していこう。
モーセは、本来捨てられて死んでしまうはずの乳飲み子から生まれた。モーセがイスラエルを救い出す。日本でも親から見捨てられた子や中絶で世に生まれ出てくる前に命を断たれる子もいる。救い出す働きを担っていこう。その中からモーセのように多くの日本人の救いに用いられる人が出る。モーセは世界最高の教育を受けた。学校教育が多少役に立つこともある。すばらしい話や行いをするということは、召命の時に口下手だと言ったのは嘘であり言い訳に過ぎなかった。優れた点は用いていただこう。
■23-29節。兄弟であるイスラエルの子らを助けようと思い立った。エジプトの宮廷で育ちながら、自分がイスラエルだとするアイデンティティーを確立した。モーセが指導者に選ばれた主要な理由。悪魔が支配する世で育ったとしても、神の子としてのアイデンティティーを確立して用いられる者になろう。問題は自分の力でやろうとしたこと。自分の力で人々を救おうとするとどんな実が結ばれるか？殺人事件。理解してくれると思ったのに理解してくれなかった。「誰がお前を我々の指導者や裁判官にしたのか」と言われている。誰かがしないと権威がない。良いことでも自分の力でしようとする働きには恵みも権威もなく、賛同者が得られない。恵みがあると人から好意を得られて物事が動く。モーセは殺人事件を一件起こして逃亡する。良い目標のために熱心でも、能力も行動力もあっても、自分の力でがんばるだけなら、全く実が結ばれない。
■自分の力でなければ何によって？御声を聞いて、神の力でやる。30-35節。御声を聞いて召命を受ける。主はまず燃える柴という驚くべき光景を見せ、目をひかせ、もっとよく見ようと近づかせた。注意をひかせる御言葉、思い、ビジョン、夢があれば、他のことに考えを移してしまわず、もっと注目してみよう。主が何かをあなたに語らせたいのかもしれない。書き記し、思い巡らそう。すると、はっきりと御声が聞こえてくる。神は自己紹介をなさる。モーセは自己紹介を必要としない。あなたにとって初対面でも、神はあなたを知り尽くしている。聖なる土地。誰も知らなかっただろう。なぜ？主がそこに臨在されるから。主は今どこに臨在なさる？あなたの内に。燃える柴の炎はあなたの内に燃える。あなたがいる場所はどこでも聖地だ。他人が土足で踏み入れない、奪われない。パワースポットだ。ステファノは聖なる場所をけなしたという告発を受けたのは、今や聖なる場所がどこか知っていたからだ。主は御自分の民の不幸を見て、その嘆きを聞き、救いをなさる。主はちゃんとすべてを知っていて、不義に対して然るべき対処をなさる。御声を聞いて遣わされるなら、人々から拒まれたとしても、何も期待されていなかったとしても、指導者、解放者になることができる。主は今日あなたに語られ、あなたを遣わす。
■36-38節。御声を聞いて遣わされて結ぶ実。エジプトでも紅海でも荒れ野でも40年間奇跡を行った。いつでもどこでも。主ではなくモーセが不思議な業としるしを行ったとある。主は人を用いる。奇跡の力の源は主だが、行うのは私たちだ。モーセのような預言者＝御声を聞き、不思議な業としるしを行って人々を導く解放者＝イエス様。ステファノはキリストに結ばれて御声を聞き、不思議な業を行っていた。キリストに結ばれている私たちの特徴でもあるべきだ。命の言葉を受け。元々モーセの言葉に権威がなかったが、神から命の言葉を聞いて語ると、奇跡が起こった。御声を聞いて語ると言葉に権威を持つようになる。主に律法のことを命の言葉と言っている。ステファノは全然律法をけなしていない。律法も命の言葉であり、イエス様にあって受け取るならすべての呪いは贖われているので、ただひたすら祝福となる。イエス様に照らして受け取ろう。
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