創造論と進化論

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 このページでは、現代科学に基づいて、進化論がいかに信じがたく、創造論がいかに説得力があるのかを明らかにしています。残念ながら多くの人は、進化論が絶対であるかのように信じてしまっていますが、それは科学的な知識に基づくものではなく、洗脳によるものです。進化論は詳しく知れば知るほど信じるのが難しくなります。

 このページの内容は、現代科学と少しも矛盾しないように心がけて書いています。あなたが進化論の本を図書館で借りて読んでみたとしても、事象に対する解釈は違っても、ここに書かれている科学的な事実と矛盾する内容を見出すことはないでしょう。そして、このページには一般に出回っている学術的な資料が十分に網羅できていない創造者の存在を示す証拠に特化して列挙しています。

1.進化論の有害性

 現在主流のネオダーウィン主義の進化論は、生命が偶然の連続によって発生し、自然淘汰と適者生存によって原始的生命体から自然に人間を含めたすべての動植物に派生したという仮説です。進化論によると、人間はアメーバから進化してきたのであり、猿と共通の祖先をもつだけでなく、ショウジョウバエとも共通の祖先を持つということになります。

 もし進化論を信じたら、すべてが偶然の連続に過ぎないと信じることになります。人間には目的も意味も価値もないと信じることになります。人間は血の流れていない機械と大差なく、死んでいても生きていても大した差はないと信じることになります。道徳的に高い水準で生きても自堕落に生きても何の違いもないと信じることになります。人間はどうあがいても永遠の命を得ることはできないし、死がすべてを終わりにしてしまい、生きている間に何か素晴らしい功績を残したとしても、長い時間の経過によってすべては消滅するということを信じることになります。

 このようなことを確信することは人間の人格形成や人生観にどのような影響を与えるでしょうか。また、進化論の信じている人が同時に天地創造について書いてある聖書の内容を容易に信じることはできるでしょうか。

2.進化論に対する科学者からの疑義

 クリスチャンでありながら、同時に進化論も信じているという人はいます。たとえば、C・S・ルイスは進化を認めつつ、進化の過程を神が導いていると信じていました。しかし、このように信じることは神の働きを見えにくくします。
 仮に進化論が確かに事実であるなら受け入れることもやむを得ないかもしれませんが進化論は科学とは程遠い仮設であり、現代科学に基づく検証をした上で、数多くの欠陥を抱える進化論を信じることは困難です。

 2001年にアメリカの有名大学の教授等の科学者総勢100人以上が全国版の雑誌に「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」という見出しで、2ページに渡る広告を載せたことがあります。そこには量子化学計算の権威のヘンリー・F・シェーファー、ナノスケール科学研究センターのジェームス・ツアー、分子生理学教授のフレッド・フィッグウォースなどが含まれています。

「われわれは、ランダムな変異と自然選択によって、生命の複雑さを説明することができるという主張を疑問とする。ダーウィン理論の証拠を注意深く吟味してみることが要求される。」

 下記のWEBサイトでは著名な科学者による「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」についての署名が今でも続けられており、現在は700名以上の科学者に達しています。

https://dissentfromdarwin.org/about/jpn/

3.宇宙の創造についての科学的証拠

 まず地球の生命体について扱う前に、宇宙全体の創造についての科学的証拠を挙げます。現代科学から見る宇宙の姿は創世記1章に近づいています。

「初めに、神は天地を創造された。(創世記1:1)」

1) 無から有の創造を証明する宇宙論

 もともと無神論者たちは「宇宙は永遠に続いている」と信じていました。永遠に続いていれば始まりも終わりもありません。しかし、現代科学ではビッグバン宇宙論が主流です。ビッグバン宇宙論によると、宇宙はある有限の時間の一点で始まったということになります。
 時間も空間も物質も、何もない無の状態からすべてが突然発生したというのです。無から有が創造されるというのは奇跡です。現代の宇宙論は奇跡が起きたことを支持しています。

 このことによって中世の神学者、トマス・アクィナスの神の存在証明がそのままあてはまります。まず次の三段論法が成立します。

①始まりのあるものには原因がある。
②宇宙には始まりがある。
③宇宙には原因がある。

 宇宙には原因があります。原因は永久に遡及することはできません。最初の原因、第一原因のことを私たちは神と呼びます。神は永遠であり、始まりがないため、神には原因がありません。

 また、神が無から宇宙を創造したことから神の属性がわかります。神は時間、空間、物質によらずに存在する自存(出エジプト3:14)のお方であるということがわかります。神は時間を超越した永遠(創世記21:33)のお方であり、神は空間を超越した無限(エレミヤ23:24)のお方であり、神は物質によらない霊(ヨハネ4:24)であることがわかります。

2) ファイン・チューニング

 大爆発が起こるとどうなるでしょうか。たとえば、あなたの部屋でガス爆発が起こったら、部屋の中がきれいに片付くなんていうことが起こるでしょうか。むしろ、部屋は無秩序状態になるでしょう。しかし、大爆発によって始まった宇宙には秩序があります。無数の天体が存在し、それらは規則的に動いています。また、宇宙には生命体が存在します。このような秩序が大爆発によって偶然生まれることがありうるのでしょうか。

 偶然生命体が生存可能な宇宙が大爆発によって誕生する確率は極めて低いことがわかっています。数多くの絶妙な条件を満たしていない限り、生命体が存在できる宇宙は誕生しえないのです。このように、生命体が誕生できる条件を満たすように宇宙に存在する力のパラメータが都合よくチューニングされていることをファイン・チューニングと呼びます。チューニングが必要なパラメータは30を超えます。
 いくつかの条件とそれが満たされる確率を見てみましょう。

①ビッグバンの1秒後の宇宙の膨張速度が10の17乗分の1遅かっただけでも、宇宙は崩壊していました。(理論物理学者スティーヴン・ホーキング)
②恒星は惑星と生命体にとって不可欠ですが、恒星が形成される諸条件を満たした状態で宇宙が発生する確率は10の10垓乗分の1以下です。※垓は兆の1億倍。(物理学者P・C・W・デイビス)
③重力と弱い核力の度合いが10の101乗分の1でも変化していたら生命体の発達は不可能だった。※核力とは原子核を構成する核子間に働く力。(物理学者P・C・W・デイビス)
④「元来の位相空間内の体積」というパラメータには100億の123乗分の1という精確さのファイン・チューニングを要します。(物理学者ロジャー・ペンローズ)

 当然のことながら、これらの天文学的に低い確率が偶然実現することはないため、知性を持った創造者が宇宙を生命体が存在できるように創造したと結論づけることができます。これをインテリジェント・デザイン説と呼びます。
 無神論者はこれに対して科学ではなく、多元宇宙論という形而上学的な逃げ道を取らざるを得ません。つまり、宇宙は無限個存在するのであり、その無限の可能性の中の1つなのだから生命体が存在するのだという説です。これは科学というよりSFの世界の話であり、これを採用すると何でもありになってしまいます。

 あなたがポーカーをしたとして、対戦相手が毎回ロイヤルストレートフラッシュで勝つとします。あなたは相手がイカサマをしていると疑いますが、対戦相手はこう言います。「この宇宙では私はロイヤルストレートフラッシュで勝つことができるようになっているのだ」と。そんなことで納得できるはずはなく、仕込んでいるからこそ確率が低いロイヤルストレートフラッシュが出続けるのです。同じように生命体が存在できるように絶妙に調整された宇宙は、創造者がいるからこそ存在し得ることがわかります。

 そして、創造者は生命体が誕生できる環境に宇宙を調整していることから、生命体に強い関心を持っていることもわかります。(ヨハネ3:16)

4.生命の創造と進化論に対する科学的反論

 進化論については、小進化について観測できるのみであり、大進化とその進化のメカニズムという点については、科学的証拠がありません。小進化はすべての科学者が認めることです。植物は品種改良が可能ですし、犬や猫にも多くの品種が存在します。
 大きな進化についてはそれを支えると思われていた証拠が実際は不十分なものであることが判明し、逆に数多くの反証が見つかっています。

1) 錯綜する進化論

 そもそもどうやって生物は大きな進化を遂げるのか、という点について、何もわかっていません。ネオダーウィン主義では、突然変異によるとしていますが、これには次の欠点があります。

①突然変異のほとんどは生存に不利な奇形です。
②突然変異による特徴は遺伝するとは限りません。

 突然変異だけでは進化に時間がかかり過ぎるため、大きな進化を説明することは困難です。そのため、ウイルスによる進化ということも提唱されていますが、これも裏付けるに足る報告は存在せず、進化生物学の専門家からは認められた学説ではありません。進化論には進化のメカニズムについてすら妥当な説が存在しないのです。

「進化に関する包括的理論は何一つない。悲しいかな、これまで本当に何一つ存在しないのである。」(進化論支持派生物学者F・クラーク・ハウエル)

2) 生命の起源

 生命の起源については、偶然の連続で最初の生命体が誕生することは事実上不可能という結論が出ています。この点について、学校の教科書は正直ではありません。

 学校の教科書にはミラー実験を掲載していることがあります。ミラー実験とは、1953年に原始地球の大気に見立てて、メタン、アンモニア、水素、水蒸気をフラスコに入れて電気を流した結果、生命のもととなるアミノ酸が誕生したというものです。しかし、原始地球の大気の想定に問題がありました。現代では、水素は宇宙に漏れ出て存在せず、二酸化炭素、窒素、水蒸気により構成されていたという説が大勢を占めています。主流の説で実験をしてもアミノ酸は生成されません。ミラー実験の内容は「生命体は実験によっても生成されうる」かのような誤解を与えるものとなっている点で問題です。

 しかし、仮に原始地球の大気がミラー実験と同じであったとしても、生命が偶然の連続で誕生する不可能であることがわかっています。生命のもとが豊富にあっても生命は自然に発生しえないのです。

 生命体が造られるには多くのステップが必要です。

①まずアミノ酸が落雷などによって偶然生成されます。
②アミノ酸には光学異性体が存在するため、左利きのアミノ酸だけを集めます。
③アミノ酸を正しい順番で配置します。
④アミノ酸を結び付けるために正しい場所でペプチド結合がなされます。
⑤およそ100個のアミノ酸が集まってタンパク質分子を構成します。
⑥200個くらいのタンパク質分子の集団を機能ごとにまとめ上げて代表的な生物細胞が誕生します。
⑦タンパク質分子よりもさらに複雑な構造のDNAが生物細胞に備わります。

 仮に原始地球がミラー実験のような環境下にあったとしても、その環境ではアミノ酸を分解させる物質が周囲を取り巻いている状態です。そのため、上記のステップは常に逆行するものです。

 宇宙にあるすべての炭素を地球の表面において、最速レートで化学反応を起こさせ、数十億年放置したとして、生体機能を持つ1個のタンパク質分子ができる確率は10の60乗分の1です。それはガラクタ置き場を竜巻が通過したら偶然稼働可能なジャンボジェット機ができるくらい低い確率です。

 さらに、生命体にはタンパク質の製造を指示するDNAが存在します。DNAはアデニン、グアニン、シトシン、チミンという4種類の化学物質の配列で構成されています。この4種類が正しく配列することにより、タンパク質の構成成分でありアミノ酸の配列内容を指示します。4種類の化学物質は人間が情報伝達に使うアルファベットやバイナリ・コードと同じ役割を果たしています。ヒトのDNAはブリタニカ百科事典よりも組織化された情報を有しています。

 マイクロソフト社のビル・ゲイツは次のように言いました。

「DNAはソフトのプログラムのようだ。ただ、私たちが今まで生み出したどんなものよりも、ずっとずっと複雑だけどね」

 生命体の中に『情報』が存在するのです。私たちは情報が存在する場合、それがどんなものであれ例外なく「知性」を有する存在から出たものであることを知っています。DNAの存在は創造主の存在なしでは説明できません。そして、創造主は言葉による創造をなさるお方(ヨハネ1:3)であることがわかります。

 進化論学者は単なる偶然の連続によって最初の生命体が誕生したとすることができなくなっています。そこで、リチャード・ドーキンスは化学物質も自然淘汰によって生命体誕生に寄与する物質だけが残るようになると説きましたが、自己複製ができない化学物質に自然淘汰をあてはめることはできません。

 また、何らかの化学的親和力による自己秩序化でタンパク質やDNAの構成が促されているのではないかという仮説もありますが、そのような親和力は発見されていません。将来もそのような発見をする見込みはありません。なぜなら、親和力は規則的な構造を生み出すものであるため、DNAのような不規則な文字の配列を生み出すことはないからです。

「正直のところ、現在の知識を総動員して言えることは、生命誕生のために満たされるべき条件が非常に多いため、現時点では生命の起源はまず奇跡としか思えない、ということだ。」(DNAの分子構造の発見でノーベル賞を受賞した生化学者、フランシス・クリック)

3) 共通祖先の証拠の問題点

 エルンスト・ヘッケルは生物の胚が受精卵から成体へと形を変えていく様と進化の過程に並行関係があるとする反復説を説きました。これは進化論の証拠であり、初期胚の相似性は生物が共通祖先を持つことを証明するものとされました。

 しかし、ヘッケルの胚のスケッチには多くの問題があることがわかっています。

①胚初期段階でのスケッチは捏造されたものでした。
※1860年代にヘッケルの同僚が不正行為だと批判しています。
②胚の相似性の高い種類の動物だけを採用しています。
③発達の初期段階としていた胚の絵が発達中期のものだったことがわかっています。

 また、進化論では生物の間の骨格や遺伝子の相似性は共通祖先を持つ証拠だとされています。しかし、そうとは限らないことを示す例が見つかっています。たとえば、ネズミ(哺乳類)とタコ(軟体動物)とショウジョウバエ(昆虫)の目の遺伝子は非常によく似ています。しかし、それらが共通祖先を持つため似ていると考える人はいません。

 インテリジェント・デザイン説ではあらゆる相似性について、デザイナーが同様のパーツ、同様の方法を用いて造ったと説明できる点で進化論よりも優れています。

4) カンブリア爆発

 ダーウィンは「長い時間をかけて、生命体に漸次的な発達がある」としていますが、「カンブリア爆発」では生命体はむしろ突然発生しています。カンブリア爆発とはカンブリア紀に大量の種類の新生命体が化石記録に突然登場し、そのどれもがダーウィン主義で必要とされる祖先を持っていないことです。カンブリア爆発は5億3千年前から始まったと推定されており、500万年の間に40ある門(生物界の分類項目の一つ)のうち、20~35程度の門が一斉に登場したと考えられています。

 たとえば、三葉虫は関節、複雑な神経システム、複眼を持つ生き物として完全な姿でカンブリア爆発の初期に突如として登場します。その後、三葉虫の発達は静止状態に入り、3憶年間進化していません。ほかにも長い期間進化していないことが確認できる例としてはシーラカンスが挙げられます。シーラカンスは絶滅したと考えられていましたが、1938年、南アフリカで発見されました。実に3億5千万年姿を変えていません。

 ダーウィン自身、カンブリア爆発は、「説明し難い」ものであり彼の主張に対する「妥当な異見」であることを認めています。それでも、将来発見される化石記録によって、自分の主張が認められると信じていたのです。しかし、生命の構造の複雑性が明らかになることによって、状況はさらに悪化しています。

5) DNAの解析結果

 長い期間によって起こるという進化を観察することはできないため、進化論の主な証拠は化石記録です。化石の特徴を比較して進化の推移を推測します。その推測が間違っていることが後から判明するケースは多々あるのが実情です。

 たとえば、人間の進化を表す図については教科書で見たことがあるでしょう。また、人間の祖先として猿人、原人、旧人、新人が存在し、現代人に至るという説明を読んだでしょう。実際には人類の進化の過程については進化論学会の中でも激しく変遷しています(旧人の位置づけや原人の位置づけ、化石証拠の信憑性等について)。

 進化論者は「人類は200万年から1000万年かけて類人猿から進化した」としていますが、遺伝子の解析はその説に対する否定的な結果を示しています。

 人間の遺伝子の中で、生殖によって組み換えられることがない部分が二つあります。それは、細胞核の外にあるミトコンドリアDNAとY染色体の大部分です。これらの部分にある配列の違いについて合理的に説明できるのは自然に起こる突然変異だけです。突然変異の頻度を測定することで、ミトコンドリアDNAに違いが現れてくるのに必要な時間を推定することができます。1995年に行われた研究の結果、5万年から10万年程度までしか遡れないことがわかりました。

 さらに、2018年にはDNAバーコードの解析結果から人類を含む地球上の生物の9割は20万年以内に出現していることがわかっています。進化論的な観点でこの結果を考えると、約20万年前に生物の個体数が激減した結果、遺伝子の多様性によっては20万年前までしか遡ることができないということになりますが、なぜそのようなことが起こったのかを説明することやその証拠を提示することはできません。

※ミトコンドリアDNAやDNAバーコードの発見は物議をかもす内容のため、学会では受け入れられないことから、マスメディアを通して研究結果が発表されています。学会というのは非常に閉鎖的な世界であり、特に生物学者の世界では、インテリジェント・デザイン説を支持すると科学者扱いされません。進化論を裏付けるような証拠については捏造されたもの(アルケオラプトルやピルトダウン人など)であったとしても歓迎されますが、創造論的な証拠については抹消されてしまうというのが現状です。

 また、絵や記号といった文化的な記録は5万年前までしか遡れず、宗教に関する遺跡や遺物は最大でも2万4千年しか遡れないことを考えると、人間の登場は進化論者が考えるよりもずっと最近であると考えられます。

 以上の研究結果を考慮すると、人類の祖先と考えられていた猿人や原人は人類(ホモ・サピエンス)とは別の種類の生き物であると考えられます。
 人間は他の生き物と異なる唯一無二の特徴を持っています。人間だけが宗教を持ち、神を礼拝します。それは人間が神に似ているからです。

神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」(創世記1:26)

6) 意識の存在

 デカルトの言う「我、思う、ゆえに我あり」という言葉には納得せざるを得ないものです。私たち人間には意識があります。少なくとも自分自身が意識を持っているということは認識できます。もし人間が単なる偶然の連続によって発生したのであれば、この意識はいったいどこから生まれたのか、このことについて科学では何の回答も得られません。また、将来的にも永久に回答が出ないことが見込まれます。なぜなら科学者は「この先行条件のゆえに、この事態は発生せざるを得なかった」事実を証明しますが、意識については「発生しなければならなかった」という必然性がないからです。人間の意識は超自然的であって、自然的な説明ができないのです。

 それでも、唯物論者等は、「意識は脳が投影する副産物に過ぎない」と考えます。しかし、近年の研究レポートはそれとは逆の結果を示しています。意識と脳には相関関係はあるものの、意識は脳と独立して働くこともあることがわかっています。

【サム・パルニアの実験】
 英国の医師、サム・パルニアは、魂の存在を科学的に実証することを試みました。パルニアは、天井の近くに一つの板を吊り上げ、その板の上に小さな物体を置きました。この物体が何であるかは、パルニアのみが知っています。もし亡くなった人の魂が天井まで漂い浮かび上がることができるならば、魂は物体を見ることができる、という仕組みです。パルニアは、この方法で100人の患者に実験を行いました。そのうち、救急蘇生で生き返った7人が全員、板の上に置いてある物体を正しく認識していたと言います。これによって、魂は確かに存在し、肉体から離れて存在できると同氏は言います。魂は漂うことができ、移動することができ、生命のもう一種の存在形式であると結論づけています。

【エベン・アレグザンダーの臨死体験】
 2012年10月、脳神経外科の世界的権威でありアメリカのベストドクターにも選出されたエベン・アレグザンダーは「死後の世界は存在する」と発言しました。かつては一元論者で死後の世界を否定していた人物でしたが、脳の病に侵され入院中に臨死体験を経験しました。臨死体験中、彼の病室に誰が見舞いに来たかを確認することもできました。奇跡的な回復をとげ、退院後、体験中の脳の状態を徹底的に調査した結果、昏睡状態にあった7日間、脳の大部分は機能を停止していたことを確認しました。そしてあらゆる可能性を検討した結果、「あれは死後の世界に間違いない」と判断して、自分の体験から「脳それ自体は意識を作り出さない」との仮説を立てています。この臨死体験の話は日本のテレビ番組でも紹介されましたし、YouTubeでも関連の動画を観ることができます。

 意識が脳の投影に過ぎないという唯物論者の主張は根拠がないだけでなく、これらの事実と矛盾します。
 人間の体が物質だけでなく、精神や魂、霊と呼ぶ別の実体で構成されていることを実体二元論と呼びます。人間が意識を持ち、思考、倫理、信条、願望、感情、自由意思を持つのはこの物質とは別の実体を持つためです。インテリジェント・デザイン説を信じるなら、人間の意識は偉大な精神をお持ちのデザイナーがデザインしたものであることがわかります。聖書によると、人間には肉体のほかに魂(知性、感情、意思等を司る人格の座)と霊(神と交わり、聖霊が住まわれる)を持ちます。

主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。(創世記2:6)

5.まとめ

1) 三重の不可能

 進化論を信じるためには三重の不可能を偶然の連続によって突破できると信じなければなりません。すなわち、①無から有が発生し、②物質から生物が発生し、③無人格から人格が発生するということです。この三重の不可能について、進化論は有力な仮説すら提示できていません。このようなことを信じる奇想天外な仮説を多くの人が無批判に受け入れているのは驚くべきことではないでしょうか。

2) 万能のインテリジェント・デザイン説

 より多くの事象に合致し、説明を与えることができる説こそが有力な仮説となります。ビッグバン宇宙論、ファイン・チューニング、生命の起源、カンブリア爆発、DNAの解析結果、意識の起源、これらすべてについてインテリジェント・デザイン説は説明を与えます。実際に確認できる現象や記録とインテリジェント・デザイン説は合致しているのです。
 それに対して進化論は、科学とは程遠い形而上学的な仮説や「将来の新しい科学的な発見によって説明できるようになる」という希望的観測に終始しています。
 進化論者に形而上学的な逃げ道を選ぶことが許されるのであれば、同じく形而上学的なカテゴリーと言えるインテリジェント・デザイン説を採用して何ら差し支えないのです。

3) なぜ創造論は受け入れられないのか

 創造論を採用するなら、すべての問題が片付きます。それではなぜ創造論は積極的に採用されないのでしょうか。その理由は科学ではないからです。現在の科学の定義では、あくまでも自然の出来事を対象とします。しかし、創造論を採用する場合、超自然的な存在を認めなければなりません。それは科学の定義を逸脱すると同時に、神を認めることが必要になるため、受け入れたがらないのです。
 現実には、自然科学を超えた超自然的な実在は私たち自身の意識を含めて存在するのであり、単純すぎて実情に合わない自然主義に徹することを改めることが必要です。私たちは自分の知恵にばかり頼るのをやめて、人知を超えるお方の前にへりくだる必要があります。

神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。(Ⅰコリント1:25)

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