イエス・キリストの権能

福音宣教の使命
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大宣教命令の前提です。

イエス・キリストの権能

イエス・キリストの権能

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【ノート】
マタイ28:18-20。イエス・キリストは復活した後、天に挙げられる前に、弟子たちに、「すべての民をわたしの弟子にしなさい」と言われた。これを大宣教命令という。この大宣教命令をなさる前に、イエス・キリストは「わたしは天と地の一切の権能を授かっている」と言われた。天と地というと全世界、全宇宙、第三の天を含めて、私たちが知っているすべての領域ということ。権能はギリシャ語でエクスシア、権威、力、権利、支配権などの意味。ほかの箇所では権威、資格とも訳されている。何かを思い通りに従わせる能力。イエス・キリストはすべての領域のすべての権能を持っている。これが大宣教命令の前提となっている。

大宣教命令はなかなか大変な命令。その命令をするにあたってイエス・キリストは弟子たちが尻込みしてしまわないように、「わたしは天と地の一切の権能を授かっている」と言われた。このことが大宣教命令を後押しする。

まずイエス・キリストはすべての民を弟子にするにふさわしいお方。すべての民を自分の弟子にしろ!これはイエス様以外の誰が言ったとしても尊大な命令で、間抜けに聞こえてしまう。何様のつもりだと。もしイエス・キリストが単にユダヤ人の王であり、ほんの一部の権能しか持っていないなら、弟子たちはボイコットするだろう。「イエス様はそんなことは無茶です」。しかし、イエス様は天と地の一切の権能を授かっているから、すべての民を弟子にするにふさわしい。ただイエス様だけが全世界に宣べ伝えられるに値する。

次に、イエス様が天と地の一切の権能を授かっているということは、弟子たちは大宣教命令に絶対服従しなければならない。イエス様は大宣教命令を御自分の権能によって弟子たちに何もはばかることなくストレートに命じられた。使徒言行録を見てもわかるように、宣教には困難がつきもの。嘲られたり、濡れ衣を着せられて訴えられたり、石を投げつけられたり、投獄されたりすることがある。殉教することもある。命がけ。そんな大変な宣教だからこそ、イエス様は弟子たちの決心がゆるがないように、曖昧さを一切残さず断固とした命令を与えた。「すべての民をわたしの弟子にしなさい!」。それは私たちにとって嫌なことではない。人間には権威に従いたいという性質がある。誰か強力な指導者についていきたい、従いたい、命令通りにしたいと思うことがある。ましてや天と地の一切の権威を授かっているイエス様に従うことは、私たちにとって最も心地よいこと。

そして、イエス様が天と地の一切の権能を授かっているということは、私たちもその権能をいただいて、大宣教命令を必ず成し遂げることができるということ。イエス様は世の終わりまで、弟子である私たちと共にいてくださる。私たちと共に働いてくださる。それだけでなく、私たちにも御自分の権能を分け与えてくださる。弟子たちを宣教に遣わされたとき、イエス様は弟子たちを宣教に遣わす前に、権能をお与えになった。マタイ10:1。ここでの権能と大宣教命令の時の権能はエクスシアという同じギリシャ語。イエス様は父なる神から権能を授かっている。弟子たちはイエス様から権能を授かって、大宣教命令を成し遂げるのだ。イエス様と一緒にいる弟子たちが権能をいただける。

四つ目にイエス様が天と地の一切の権能を授かっているということは、私たちは大胆に宣教することができる。イエス様は神殿から商人を追い出した。そのあと祭司長や律法学者たちから「何の権威でこのようなことをするのか?」と尋ねられた。エクスシア。ペトロとヨハネが神殿の門の生まれつき足の不自由な人を癒したあと、議会で取り調べを受けて「何の権威によって、だれの名によってああいうことをしたのか」と尋問された。何か目立つこと、大きなことをしようとするとき、角が立つことをするには、権威が必要。逆に権威が与えられていれば思い切った行動ができる。イエス様が大胆に振る舞われたのは父なる神の権威で行っていたから。使徒たちが大胆に宣教できたのはイエス様の権威で行っていたから!私たちが福音を伝えるときも、いつでもイエス様の権威が後ろ盾なので大胆になることができる!イエス様の権威にまさるものは何もないのだから、私たちの働きに誰も異議を唱える権利はない!堂々としていえ、大胆に御心を行おう。
警察官が交差点で交通整理をするのを見たことがあるか?警察官は大きなトラックを止めることができる。警察官がトラックを止められるのは、警察官がムキムキで、トラックにタックルして勝つことができるからではない。そうではなく、警察官が着ている服やバッジは、バックに国家権力がついていることを表している。仮に警察官に与えられる権威を無視するなら、それは国家の権威に逆らうことだ。その場から逃げたとしても、国家はその人のことを特定して、身柄を拘束したり、罰則を課したりすることができる。私たちのバックには神の国がついている。私たちは自分自身の実力をはるかに超えることができる。

■イエス様が権能を発揮された例
イエス・キリストの権能、それは大宣教命令を動機付けるものであると同時に、大宣教命令を成し遂げるために必要な力でもある。
では、イエス・キリストは具体的にどのように権能を発揮されたか?それを知ることによって、私たちは大宣教命令の遂行のための強い動機付けを得られるし、この権能をイエス様からいただいて大宣教命令を成就することができるという信仰をいただくことができる。ただし最初に断っておくが、この権能は悪用してはならない。Ⅱコリント13:10。あくまでも造り上げるため、良いことのために使う権能なのだ。
・山上の説教:人々はイエス様の教えをどう受け取ったか。マタイ7:29-30。権威をもって教えた。人々に驚きと感動を与え、救いに導く教え。
・中風の人のいやし:どんな権威をデモンストレーションした?マルコ2:10。罪を赦す権威。ここでの権威もエクスシア。罪からの救い。
・嵐の湖:マルコ4:39-41。自然界を従わせる権能。自然界の猛威からの救い。
・レギオン:マルコ5:8-13。数千の悪霊を従わせる権能。すべての悪霊からの救い。
・出血の止まらない女性:マルコ5:25-29。どんな医者にも治せなかった病気を癒す権能。不治の病からの救い。
・ヤイロの娘:マルコ5:35-36,41-42。死者を生き返らせる権能。死人すら救うことができる!
イエス・キリストにはこのような権能がある。
私たちがイエス様の命令に従うなら、イエス様の権威で行動し、イエス様から権威を与えられてすべてのことができる。その権威は絶大。私たちはこの方に従って大宣教命令を遂行しよう。この方の弟子としてこの方と共にいて、この方から権能をいただいて、大宣教命令を成就する上で用いられる者となろう。アーメン!

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