ニューヨークのギャングのヘロイン中毒からの解放(デイビッド・ウィルカーソン)

神癒と解放
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※奇跡レポートの記事を走り書きに移管しました。

ど田舎の教会の牧師をしていたデイビッド・ウィルカーソン( 1931-2011)は、神様の導きによってニューヨークの暗黒街、世界で最も殺人が頻発する場所で少年ギャングたちに神様の愛を宣べ伝えるようになります。

ニューヨークのギャングのヘロイン中毒からの解放(デイビッド・ウィルカーソン)

多くのギャングたちが救われ、彼らを立ち上げるためのセンターが造られました。

ギャングたちの多くが麻薬、特にヘロイン中毒でした。ヘロインは中毒性が強い麻薬で、国立病院で治療を受けても10人に1人しかやめることができず、退院してほんの数分で麻薬の注射針に戻ってしまいます。

ウィルカーソン師はヘロインから少年たちを救うために尽力しました。ジョーには麻薬の激しい禁断症状を3日間乗り越えるように励まし、聖書の御言葉を語り聞かせ、祈りながら辛いときを共に過ごしました。ジョーは苦しい3日間を乗り越えて笑顔でセンターを出ました。翌朝、ジョーが強盗と麻薬所持の現行犯で逮捕された知らせが届きました。

失意のウィルカーソン師は、麻薬から抜け出すのに成功した少年たちにそのかぎを聞いてみることにしました。すると、どの少年からも同じ答えが返ってきました。
聖霊のバプテスマを受けた時です。

ラルフの場合

ラルフはセンターに入り聖霊のバプテスマを受けてから1年間ヘロインをやめていました。しかし、再び誘惑にかられてるようになり、あるときウィルカーソン師のもとから逃げ出し、注射を打ってしまいました。

聖霊のバプテスマを受ける前、ラルフは5回もヘロインを克服しようと試みましたが、そのつど、倒れてしまい、自己嫌悪のあまり、以前よりひどく打ち始めました。今、彼は1年以上もやめていたのに、またも注射をやり出したのです。

しかし、今度は不思議なことが起きました。打っても何も感じず、逆に近くの教会に行って祈たいという衝動にかられたのです。ラルフは人目を忍んでウィルカーソン師と面会し、話しました。

ラルフの目は、次のことばを口にした時、キラキラと輝いていた。「ぼくが何を考えたかわかりますか。わなにかけられたな。でも、今度はヘロインにではない。ぼくは、神の御霊のわなにかけられたなと思ったんです。御霊はぼくの中におられ、ぼくを手放さないんです。」

この体験により、ラルフはよりへりくだった者に変えられました。

このように、聖霊のバプテスマを受けた少年たちは皆、ヘロインから解放されたのでした。

■出典 : 十字架と飛び出しナイフ

著者 : デイビッド・ウィルカーソン
出版 : いのちのことば社

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